シンガポールのサッカー八百長事件 – その4 –


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http://www.invisible-dog.com/interview_wilson_eng.htmlより

シンガポールサッカー八百長スタイル -その4-

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イタリアでのダン・タン

ウィルソンはダン・タンのイタリアでの業績について更に詳しく触れることに決めた:“2009年のある時、ダン・タンは数多く手がけたイタリアの試合の最初の八百長を行ないました”、彼はそう書き綴った、“それはセリエB(第二階層リーグ)のアルビノレッフェ戦でした。その後、彼はこのチームのシェアホルダーにもなりました”。

私達はイタリアの会社登録でクラブ・アルビノレッフェを確認しようと試みたのだが、私達はこのクラブ内にタンの実体的形跡を何も見つけることが出来なかった。それでもウィルソンは譲らない:“私はタンがそのイタリアのセリエBクラブに株を持っていたということをあなた達に保証する”、彼は主張した。 ウィルソンは話を続けた:“2010年、ダン・タンの人気は拡大し、多くのイタリア人達はセリエAとセリエBの試合の賭けをする場として彼のサービスを求めるようになったのです。イタリア人達はダン・タンに利用されていることには気付いていなかったのです。セリエB戦の総額掛け金は4 ~6億ユーロに達します。(プレイヤーがハンディキャップとトータル、両方に同意した場合)。セリエA戦の総合掛け金はハンディキャップとトータルゴールを含めた場合、一試合あたり10~15億ユーロまで達します”。

そしてウィルソンは説明した:

“ここがイタリア人をまるで愚か者に見せている箇所です。ダン・タンは一試合に付き、彼らにたったの600,000~800,000ユーロを提供します。ダン・タンは試合を小細工している選手達よりも稼いでいるのです。イタリア人はこういった事実に無知であり、利用されているのです。実際、シンガポールにはタン・シート・エンが試合を小細工するイタリア人に支払う額の3~4倍の報酬を与えることが出来る賭け事エージェント達が存在します。” ウィルソンはシンジケートは彼らの掛け金を中国の賭博サイトに配置するのだと語った:“ヨーロッパと賭け事の仕組みが全く違う中国に賭博金を配置するのです。中国ではマウスでクリック一回を1000ドルとみなす賭けパターンが存在していて、それは一回の賭けが20倍になり得ることが可能です。タンはこのような特別な賭博設備を提供するグループとのアクセスを持っているのです。賭博会社は情報提供によって成立します。基本的にこれがシンジケートの仕組みです”。私達はウィルソンにダン・タンがどのようにしてこのような中国人共謀者とコンタクトを得たのか尋ねてみた:“それらの中国人は仲介人を通してタンに連絡してきたのです。中国人はタンの八百長の才能を知り、彼のために彼が八百長で手にした賭博金を配置する場所を提供したのです。そして、次第にその量は更に大きくなっていったのです”。

私達はウィルソンにシンジケートの他のメンバー達とミステリアスな資金提供者達-もし、ダン・タン以外に存在するのなら-の名前を挙げるよう強制してみた-しかし彼はシンガポールにいる彼の家族の安全の危険性を恐れていると語った。

ウィルソンはシンジケートのメンバー達は今もシンガポールで会っていると示唆した:“私は全てのシンジケートのメンバー達はシンガポールに身を潜めていると聞いています。彼らは定期的に五人制制サッカーをプレイします。あなた達はアンダーカバーでガイ・アラサン経営のサッカーアカデミーを通して五人制サッカーを計画すれば、彼らのスナップ写真を撮ることが可能なはずです。運を試してみるといい。それではよい一日を。ウィルソン・ラジ”。

残念なことに私達は既にシンガポールを後にしていた。しかし、私達はガイ・アラサンという名前とシンガポールにあるフットボール(サッカー)アカデミーを調べてみた。私達は120 Lower Delta Road #07-08 Cendex Centre Singaporeに位置するフットボール4Uという名前のフットボール・アカデミーを探し当てた。フットボール4Uという名前はウィルソン・ラジ・ペルマルが国内チーム間の友好試合の八百長を行うために使用した会社の名前でもある。そのアカデミー・フットボール4UはFAS (シンガポール・フットボール協会)のウェブサイトに登場しており、そのディレクターの人物の名前はガイ・アラサンとなっている。私達のシンガポール住在の仕事仲間にその住所を調べるように頼んだのだが、そこには何もないというのだ。

ウィルソン・ラジ・ペルマルはダン・タンは今も現役であると主張する:“彼は現役で八百長を行なっています。最近ではベネズエラVSモルドヴァ戦、サルバトーレVSモルドヴァ戦。プエルトリコVSニカラグア戦もそう。FIFAに何が出来るっていうのでしょう?”

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