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この事件は、日系雇用を揺るがすものであり、「バレないだろう」という軽い気持ちが思わぬ結果を招く。
違法行為は必ずバレるものであり、公正なルールを守ることの重要性を改めて考えさせられる一件でした。
将来、皆様が同じ過ちをしない様、このはな幼稚園事件を簡単にまとめました。
今回のような違反行為には、
- 最大2年の懲役、
- 2万シンガポールドルの罰金、
- またはその両方が科される可能性があります。
シンガポール 日系幼稚園元園長20週間禁固刑、給与に関する嘘で有罪判決
2024年11月25日、日本人の元幼稚園オーナー(毛利氏、66歳)が教師の給与について嘘の申告をし、
「外国人労働者雇用法」に違反した罪で有罪を認め、8件の類似した罪状も審理対象となり、20週間の実刑判決を受けた。
このはな幼稚園に何が起きたのか?
毛利氏は外国人の就労ビザ申請時に5人の教師の給与を、実際よりも高く申告していました。
これによって、彼は約29万シンガポール㌦(約3300万円)の給与を浮かせていた。
シンガポールで就労ビザを取得するには、最低月給SGD 5,000(約57万円)が必要です。
現在はSGD5,000ですが、2014年1月時点ではSGD3,300でした。
毛利氏は2015年から2021年の間に、実際には支払うつもりのない給与額(SGD 4,500からSGD 9,900)を申告していたのです。
「給与払い戻し」の仕組み
教師たちには一度高額な給与が銀行口座に振り込まれましたが、その一部を現金で毛利氏に返すよう指示されていました。
まるで「見せ金」のような手法で、書類上は何も問題がないように装っていたのです。
不正が見つかったきっかけ
労働省(MOM)は2022年1月、法令違反の可能性があるとの情報を受け調査を開始し、その結果、この不正が発覚しました。
ハロアジ
弁護士の主張と裁判官の判断
毛利氏の弁護士は「最初から教師たちに実際の給与が低いことは説明していた」と弁護しました。
教師たちは労働条件が良く、毎年昇給も受けていたと付け加えました。
毛利氏はその後、一部の金額(約SGD194,000:2200万円)を返済しましたが、全額返済には至っていません。
しかし、裁判官は「教師たちは経済的に弱い立場で、雇用主の条件を受け入れるしかなかった」として、毛利氏の不正を厳しく批判しました。
シンガポール給与不正申請の結末
裁判官は「こういった行為は労働市場の公正さを損ねる」とし、厳しい抑止メッセージを送るためにも実刑が必要だと述べました。
今回のような違反行為には、
最大2年の懲役、SGD 20,000(約228万円)の罰金、またはその両方が科される可能性があります。
ちくりたくなるねw
みんなやってない??
みんなやってるんじゃないの?、
みんないなくなるかもね