シンガポール企業CEO、会長なりすまし詐欺で約67億円送金。WhatsApp通話から発展
シンガポール警察(SPF)は5月20日、シンガポール拠点企業のCEOが、会社会長になりすました詐欺師に騙され、約US$36.3 million(約67億円)を送金していたと発表した。
この事件は、シンガポールを含む10カ国の法執行機関が連携して行った国際詐欺対策作戦「Operation Frontier+ III」の中で発覚した案件の一つ。
警察によると、CEOは4月9日、会社本社の会長を名乗る人物からWhatsApp通話を受けた。
通話の中で、企業買収案件を担当するよう指示を受け、CEOはこれを信用。CFOへ資金手配を指示したという。
その後、4月13日から17日にかけて、合計US$36.3 millionが送金された。送金先は、シンガポール国内のOCBC銀行口座2つだった。

事件が発覚したのは4月17日。
CEOが実際の会長へ買収案件について確認したことで、初めて詐欺だったことが判明した。
シンガポール警察のAnti-Scam Centre(ASC)は即座に対応し、シンガポール国内口座内の約14億円を差し押さえた。
しかし、その時点で約49億円はすでに香港の銀行口座へ送金されていたという。
香港当局との連携により、香港側では銀行口座および関連暗号資産ウォレットから約16億円以上を押収。また、不正資金受取用の法人口座開設を手助けしたとして、シンガポール人2人が逮捕された。
最近の詐欺、“怪しいメール”ではなく「普通の仕事」にしか見えないレベルまで来てるの、かなり怖いですね…。




