シンガポール国産豚の食べ方 29話 19th guy : プリンターガイ


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19th guy : プリンターガイ

狙った獲物は逃さない。 シンガポールに来てからは、マレーもしくはインドにだけはこれは確実に通用した。 彼は、会社のプリンターを直しに来るマレー人でした。   背が高くてめちゃめちゃタイプのイケメンで、 どうにかして話そうと必死で、   プリンター壊せば直しにくるんじゃね?と少し強めに扱ったりしてみました。 案の定来ました。   その人は会社として契約しているプリンター会社のエンジニアで、いろんな部署のプリンターを整備しに来ていたので、 ある部署のマレーの女性にどうしても近づきたいということを伝えたところ、   ひっそりやるのではなくダイレクトに、あの部署の豚が連絡とりたいってよって言ってくれました。   いや、ありがたいけどさ、なんか、もっと、こう、さ。   そんなことは知らず、その部署を出て私の部署に来たとき、携帯をあえてデスクの上に置いていつもの通り会話したら、 なんか今日はタラタラ仕事してんなぁって思って見てたら人が出払った時に急に   ナンバー教えて と言って来た。   いや、まてまてまて。 まさかそんな。私の番号なわけないし、会社の直通番号かな?と聞いたら、   いや、豚の。   え? まじか。   こうして、その日のうちに、ドライブデートに行くことが決まりました。   しかもその交換した夜に。   オフで見た彼はさらにかっこよく、ジョホールバルまでドライブデート(ようはガソリン入れに行っただけだけど)いき、 明け方の6時に帰って来ました。チューだけして。   これは彼氏になるかなって期待して、 三日後くらいがクリスマスイブで。   セントーサの山の上から景色眺めたいとバイクに乗せてもらって、 そしたら眺めている間にこっそりケーブルカーのチケットを買っていてくれて、   そこからセントーサへ入り、クリスマスのディナーでKFC(今考えればハラルだからな)食べて、 そのままホテル81に行きました。   全然記憶はないけど、とりあえずイケメンだったから満足。 それから半年くらい。   年末は私が一人で過ごすのは寂しいからと、仕事で忙しかったはずなのに、年が開ける前には一緒に過ごせるから待ってねと急いで来てくれて、 23:56について一緒に年明けしたことは未だに心に残ってます。   いつも家に来るときは必ず何か食べ物買って来てくれて、 朝はバイクで会社まで送ってくれて、 そこから関係は4ヶ月くらい続きました。   その間ももちろん仕事でプリンター直しに来ることはあるし、きたらランチに一緒に出て行ったり。 何がいいたいかというと、   セックスのムード作るのに必ずAVをみるってところな。   キスして。。。みたいなムード作りから入るわけじゃなく、いきなりスマホ開いてAV見始めたそれがセックスはじまりますよ。の合図。   なんでしらねぇ女の喘ぎ声聞きながらセックスしなきゃなんねんだ。   それって性壁なの? それともそうでもしてスイッチ入れて立たせないとやれなかったの?   急に音信不通になって、相手も仕事辞めて連絡がつかなくなったけど、   一人で寂しいっていう時間をその期間はまったくなくならせてくれたから、いい思い出です。   クリスマスを挟んで  

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