シンガポールイベントカレンダー
- シンガポール社はマレーシアにも約200以上の直営店アリ。
- 初中国進出は実はシンガポールと本社の合併企画(1995年)。
- その場所も武漢w
- 2016年にサウジアラビアのライオンホーンに売却(4億米㌦)。
- ファーストフード業界(シンガポール)では40%のシェア。

🍟 シンガポールのマクドナルド――誰が持ち込み、今は誰が運営しているのか?
シンガポールにマクドナルドが上陸したのは 1979年。
最初の店舗はオーチャードにオープンし、この進出を実現させたのが、元水球選手で実業家の ロバート・クワン氏でした。
クワン氏はアメリカ本社とのジョイントベンチャーを組み、ローカルパートナーとして事業を支えてきました。
しかし、現在のシンガポールのマクドナルドは、当時とはまったく異なる仕組みで運営されています。
🏢 2016年:運営権がグローバル大手へ移行
2016年12月、マクドナルド本社はシンガポールとマレーシア事業をDL方式へ移行。このDL方式では、選ばれた大規模パートナー企業が
・全店舗の運営
・新規出店の投資
・設備・改装などの資本投入
・従業員・マーケ管理
を 100%担当し、本社にはロイヤリティを支払う仕組みです。
シンガポールの場合、そのパートナーとなったのが中東系企業 Lionhorn Pte Ltd。
これにより、クワン氏のグループは経営から離れ、運営は完全に移行しました。
💡 なぜ運営がローカル家族から大手グローバル企業へ?
理由はシンプルです。
✔ マクドナルド運営に必要な資本が巨大化
・デジタルキオスク、デリバリー統合、店舗改装など、現代のマクドナルド運営には 年間数十億円規模の投資が必要に。
✔ 戦略が「大規模パートナー制」へ転換
・米本社は中国、ラテンアメリカ、中東、東南アジアなど各国事業を、より大規模かつ多国籍のパートナーに任せる方針へ。
✔ 一家庭のJVでは対応しきれない規模へ
・1979年当時は最適解だった「家族経営+JV」も、2010年代には求められるスピード・投資額に追いつけない状況に。
✨ まとめ
・1979年:ロバート・クワン氏 がマクドナルドをシンガポールへ導入
・2016年:運営権はLionhorn(中東企業)へ移行
・現在のマクドナルドSGは、ローカルJVではなくグローバル大手によるDLモデルで運営
・進出当初の“ローカル家族JVモデル”は、今日の巨大化したファストフード産業にとっては小さすぎる。



