シンガポールメイドプライバシー どうしてる?
シンガポールメイドプライバシー
メイドを雇っている家庭、特に高齢者の介護や子供の世話などをメイドに任せている家庭では、家の中に監視カメラを設置して、虐待などの行為がないか、家の中に他人を勝手にいれていないかなどをチェックしているというのは決して珍しいことではない。
しかし、そういった目的とはいえ、トイレや浴室、着替えの場所など、メイドのプライバシーを妨害するような場所にカメラが設置されるのは許されることなのか?
MOMは、メイドのプライバシーを尊重し、こうしたプライベートエリアには設置されるべきでないと話しているが、弁護士によると、服を脱ぎ着するような場所以外では、カメラの設置場所に関して法律で定められていないという。
現在シンガポールで働くメイドは、約218,300人。5世帯に1世帯は雇っている計算だ。
HOMEが今年670人のメイドを対象に調査したところによると、5人に1人は自分の部屋にも監視カメラが設置されていると回答しているが、多くのメイドは解雇を恐れて、敢えてクレームを言わないとしている。また、至る所に監視カメラという状態にメイド自身も慣れ、苦情を相談する人も少ないとか。
クレームを報告した際は、大抵の場合、雇い主がプライベートエリアからはカメラを取り外すというが、ではプライベートエリアの方向に向かって、部屋の外に設置するのはOKなのかといったような、グレーゾーンもあるという。
雇い主の気持ちも理解できないわけではないけど、メイドとしては疲れるだろうし、信用ゼロみたいでやりにくいね。
http://news.asiaone.com/news/singapore/do-maid-cameras-cross-line